【さすらい読書日記】『下町ロケット』を読んだ超主観的な感想。

スポンサーリンク
30代未婚女性のさすらい読書日記
さすらい独りもの日記
スポンサーリンク

海外なうです!ひますぎて、知り合いの方の家に置いてある本を読み漁っています。

今日は今さら『下町ロケット』を二時間ぐらいでばばーっと読みました。

まずストーリーについて。

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。男達の矜持が激突する感動エンターテイメント長編! 第145回直木賞受賞作。(解説・村上貴史)

文庫本裏表紙より

ここからネタバレありの感想を書きます。

率直にめちゃめちゃ面白くて、中だるみがなく、一気に読めました。

このエンターテイメントだったら、直木賞とるわなって感じ。

 

まず何がいいって、入りとラストが、綺麗。

プロローグとエピローグ。

プロローグは、佃が研究者として取り組んだロケットが失敗するところから入る。

エピローグでは、それが成功する。もうわかりやすい。本当にわかりやすい。

 

このプロローグとエピローグにはさまれた本文の部分は、もうずっと色んな困難が、これでもか、これでもかと主人公に襲いかかるわけですよ。

「いい話を書くには、主人公をいじめなさい」という誰かの声が聴こえる。

(ー_ー)

 

その困難は例えば、

特許侵害で訴えられたり、内部の社員が裏切ったり、家族の話も入ってたかな。

 

これでもか、これでもかと佃に降りかかる困難によって、佃のキャラクター、夢追い人的な熱いキャラとか、これまでの挫折とかがどんどん出てきて、ひきこまれていきます。

いい話や。

 

あと、登場人物がたくさんいるにも関わらず、登場人物それぞれの性格が丁寧に書かれてて、「あれ? この人だれやっけ?」ってほとんどならなかったですね。素晴らしい。

しかも、登場人物の背景もきっちり書かれてて、「この人はこういう理由で取り組んでいる」というのもわかりやすかった。

 

さらに、さらに、主人公の会社じゃなくて、取引企業とか敵対企業の社員の書き分けも素晴らしかったです。名前もなんかわかりやすくついてるよね。

たったひとつ、微妙だったところ。

もう本当に燃える男達の仕事っぷりが活き活きと書かれてて、素晴らしいのですが、たったひとつ、微妙だったところ、しかも結構微妙だったところは、

 

家族の描写。

(ー_ー)

 

嫁が佃をうまくサポートしたりするので、この後なんかなるんかな? と思ったら、ラストで学会にいってるし、娘との関係性も、なんかあんまり深くは書けてない気が。

社員については、ものすごく描かれてた個性みたいなのが、特に佃の娘と母親に関しては、「うーん、よくあるよね、こういう家族の問題って!」ぐらいでした。

私立学校に通う娘が、友達のお父さんの会社が倒産して、「お金貸してあげてよ、お父さん! 偽善者じゃんばか! 自分のことしか考えてない!」的なことを言うんですけど、

 

うーんいうかな?(ー_ー)

となったね。なんか家族のところだけ、本当にクサイ感じがしました。

家族がもう少し深くかけてたら、もっともっと良かったのになと思うぐらい、他が良かったんで。

 

何をえらそうに(ー_ー)すんまぺん。

 

気になる点数は?

94点!!!

(ー_ー)前回に引き続き、なんの点数。

 

とにかく構成が素晴らしい。

小説というよりは、映像で浮かびましたね。

人間とはなんたるかみたいな人の心の深さや暗さとか、そういう話では全くなくて、あることに全力をかける、熱くて清々しい男達の姿が書かれてました。

 

映画もみてみたいです!


下町ロケット -ゴーストー/-ヤタガラスー 完全版 DVD-BOX [ 阿部寛 ]

下町ロケット (小学館文庫) [ 池井戸 潤 ]

新着記事

50代男性からの人生のアドバイスに納得した30代未婚女。
【30代パラサイトシングル女】2019年7月家計簿細かくみせます。
ちゃんと正規の仕事を探すことにした30代未婚女。
海外から帰ってきた後、日本に慣れるまで時間がかかって、辛い。
ドキドキ!50代男性との初ゴハン in 海外。【30代未婚女の恋愛】

コメント

タイトルとURLをコピーしました